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Author:バシ
久しぶりに私から更新させていただきます。遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もOriginにとって実りある一年になるよう草葉の陰から見守る所存です。
さて、去る荒牧祭では別件と重なったこともありあまり戦力にはなれなかったのですが、その代わりにアンケート集計の方を担当させていただきました。今回も力作が多く揃い、静かな接戦が繰り広げられました。
医学祭に倣い、1位から順にご紹介いたします。折り手の言及がないものは私の作品です。
1位 65票 エンシェントドラゴン(神谷哲史氏)

もはやコンプレックス折り紙の象徴ともなった神谷氏の名作です。この作品には私も過去に何度も挑戦してきましたが、今回は初めてアルミホイルに頼らず和紙のみでの製作に挑みました。
92cm四方のやや厚手の和紙で一度折り、後に紙の広がりを防ぐためCMC(革細工用粉末糊)で固めています。
質感、造形共に、ここ10年では一番満足のいく仕上がりとなりました。
2位 40票 飛ぶカブトムシ(Shuki Kato氏)

昨年折り図が発表され、多くの折り紙マニアを苦しめた楽しませた難解作です。
医学祭で1位を頂いた作品ですが、今回は2位に収まりました。後から用意したエンシェントドラゴンが上位につき、内心ほっとしております。
こちらは色の違うカラペを二枚張り合わせて制作しています。昆虫を題材にしたものは薄さがモノをいうため、紙選びから勝負が始まっているとも言えます(他もそうなのですが)。貼り合わせも最終成型も、上述のCMCで行っています。
3位 39票 フェニックス(神谷哲史氏)

今年入部して下さった方が制作した作品です。
大判のビオトープで丁寧に作りこまれたうえに、専用台座でかっこよくディスプレイされた今作には度肝を抜かれました。
4位 35票 モササウルス(板橋悠太郎)

私のオリジナル作品の中では最も難しい作品です。夏に学んだ創作理論と自分の蛇腹技術を総結集して作られています。
和紙とアルミホイルを貼り合わせた92cm四方の紙を縦横64等分、必要な線をつけたら一気にまとめて全身の棘をひたすら仕上げ…とサイズと時間にモノを言わせたかなり暴力的な作品となっています。
カドの出る位置などまだまだ粗削りな部分があり、今後も改良を続ける予定です。
5位 23票 髑髏(Herman Van Goubergen氏)
前代表の作品です。「アイデアが素晴らしい」「秀逸」とのコメントが多く寄せられていました。
私が実際に作った時の経験ですが、上手く鏡の向こうの輪郭と一体化させて髑髏に見せるのがなかなか難しく、この作例からは確かな技術が見て取れました。
6位 22票 アカウミガメ(神谷哲史氏)

大判レザックを霧吹きとタオルで濡らしながら折っていきました。
元々かなり厚い紙だったため、折った後指が痛くなりました。ある意味、力技です。
7位 17票カマキリ(神谷哲史氏)
「同色カラペを二枚張り合わせてアイロンをかける」という暴挙に出た際に作った最初の作品です。
紙の相性のせいか作りこみの甘い部分が多く、この作品に関してはカラペCMCよりも和紙ホイルの方が(少なくとも私が作るのであれば)適していたのかもしれません。
8位 16票バイオリン奏者(北條高史氏)

2013年の医学祭で見事優勝し、今年の医学祭でも私の123フィニッシュを阻止した実力者の作品です。
昔実際に折ったときの感想ですが、この作品は図に示された完成形から「真の」完成形までに距離のある作品です。蛇腹作品特有の幾何学構造と、人がそこに手を加えることで生まれる曲線とのやわらかな連続を如何にして生み出すかが鍵となります。
この作品は、「小細工なしの一枚の和紙」という非常に扱いにくい素材の性質を逆手に取り、それらを非常に巧く成立させたとても素晴らしい作例だと思います。
8位 16票シュモクザメ(Nguyen Ngoc Vu氏)

実働隊長としてかなり頑張っている幹部メンバーの作品です。
流線形のボディや頭部の形状などの生物学的特徴をよく捉えています。
10位 15票Dasa Star(Alessandro Beber氏)

コンベンション参加経験もある理工学部メンバーの作品です。
動物や乗り物などのいわゆる「表題作品」とは一線を画した抽象的、かつ紙の薄さや透過性を利用した芸術的な作品となっています。ディスプレイまで自分で用意したとのことで、私も後輩から学べることがあるなと強く感じた作例でした。
他にも紹介しきれないほど多くの作品がありますが、どれも素晴らしい作品でした。こんなに大きな規模の作品展が開けるとは創設当初は考えてもいませんでした。
また、難易度の高い作品に挑戦する人や紙にこだわる人など、確実にステップアップしてきている人が増えた、というのも今回感じたことでした。
これからもお互いに切磋琢磨しながら、より楽しく、より深い制作活動やイベントが行えたらいいな、と感じるこの頃です。
最後になりますが、両日足を運んでくださった皆様、設営運営に携わったメンバーの皆様に厚く感謝御礼申し上げます。
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